dendenkinoko’s diary

ほっつき歩いたところ、たべものなどの写真を貼って参ります

今年初の麺作り

既に3月ですが、先週、今年初の麺作りをしました。仕事友達が友達親戚を呼んでラーメーン会を開きたいというので、麺作り講習会開講です。

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結論から言うと、こんなラーメン出来ました♪ 味噌と塩(肝心の麺が隠れてる)。

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サイドメニューは自家製ダレの豚丼。山椒が合います。

以降は、マニアックで長丁場な記事なのでご興味のある方はどーぞ(笑)

【製麺編】
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小麦粉は製麺に定番の『春よ恋』を、品揃え豊富な富澤商店さんにて購入。

f:id:dendenkinoko:20170325102312j:plain材料たち

f:id:dendenkinoko:20170325102453j:plain今回、Philipsのヌードルメーカーを初導入!Amazonで6千円ちょいでした。本来はこの機械だけで製麺を完結できるのですが、圧延や切り出しを任せるのはやや不安なため、一番難しい水回しだけをこの子に任せました。

f:id:dendenkinoko:20170325103643j:plain小麦粉を鹹水(かんすい)で練ってこの様なそぼろ状にします。未熟者の自分には手作業ではこんな綺麗に出来ません。


f:id:dendenkinoko:20170325104313j:plain真空パックで空気を抜き、30分ほど生地を休ませます。

f:id:dendenkinoko:20170325104934j:plain真空パックから取り出した、圧延前の生地。

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拉麺の生地はコシが強いので、最初からパスタマシーンで圧延すると機械が壊れてしまいます。そこで、最初の圧延はハイパワーな鋳造製の小野式製麺機(とうの昔に製造中止のため、オーバーホールされたものをヤフオクで購入)で延ばしていきます。

f:id:dendenkinoko:20170325105549j:plain仕上げはパスタマシーンで圧延して、切り出し。


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出来上がった麺を手でギュっと握れば縮れ麺になります。1週間くらい冷蔵庫で熟成させるとコシが強くなってベター。

【スープ編】

f:id:dendenkinoko:20170325110732j:plain長崎産のにぼしに・・・


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三陸産の昆布と合わせて一晩放置。

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一晩水に漬けた昆布と煮干しは60℃で30分間じっくり出汁を取ります。その横で、鶏ガラの出汁を取ります。鶏ガラは、出汁を取る前に2~3分ほど熱湯で洗って下ごしらえしておきます。そして、圧力鍋に入れ、蒸気が出てきたら弱火にして15分加熱。

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圧力鍋で煮込むと獣臭さがスープにこもるため、圧力鍋の蓋が開くようになったら、ネギの青い部分を入れて強火で15分加熱して、臭みを飛ばします。ちなみに、沸騰状態で更に長時間煮込むと脂肪分が乳化して白湯スープになります。鶏ガラと煮干し・昆布出汁を合わせて更に一煮立ちさせてスープ完成。

【タレ編】

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ネギ、ショウガ、玉ねぎ、にんにく、リンゴ、すりごま、豆板醤、味噌を・・・

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ブレンダーでミキサーして

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味噌ダレの完成です。

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塩ダレは、煮干し昆布出汁、シイタケ、みりんを煮込んで、塩が析出し始めればOK。

【具材編】

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メンマ。一晩水で戻した塩メンマを、醤油、みりん、ザラメで煮込んで完成。

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鶏チャーシュー。鶏むね肉に砂糖、塩を塗り込み、ジップロックに入れて65℃のお湯で90分間低温調理。低温調理することで、むね肉でもパサつかずしっとり出来ます。仕上げにバーナーで炙って香ばしさ追加。

【完成】

f:id:dendenkinoko:20170325114000j:plain麺を茹で、スープとタレを合わせ、具を盛り付けて完成!ネギをこれでもかってくらい入れてます笑

=============自分用材料メモ============
<鹹水>
小麦1kg・加水率38%用
炭酸カリウム9.4g、炭酸ナトリウム1.8g、食塩11.4g、水357.4g

<スープ>
魚介:煮干し200g、昆布200g、水4L
鶏ガラ:4羽、皮100g、水4L

<タレ>
味噌:みそ1kg、豆板醤50g、にんにく40g、しょうが25g、りんご0.5個、長ネギ1本、たまねぎ1個、すりごま40g
塩:煮干し・昆布出汁200cc、みりん50cc、ほししいたけ 4枚、塩 45g
醤油:煮干・昆布出汁500cc、醤油500cc、酒50cc、みりん50cc、塩大2、干しシイタケ4枚

2017年冬の東北旅

2017年明けましておめでとうございます。正月の帰省中、昨年のGWに一緒に温泉巡りしてくれた同僚が後輩を連れて来てくれたので、1泊3日の弾丸温泉旅行を強行してきました。
 

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まずは秋田県小坂町の奥々八九郎温泉。何度となく訪問している野湯ですが、冬に来るのは初めて。夏にはアブの大群に襲われながら入浴するのですが、その心配が無いのでとっても快適!1時間以上長湯してしまいました。

f:id:dendenkinoko:20170108011837j:plainスノードッグも入浴中でした

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近くの奥八九郎温泉に移動中、道があると間違えぬかるみに突っ込みスタック(汗)  →Y氏のハンドル捌きと、3人で押して無事脱出。

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洗い越し(橋を架けず、川の中をそのまま渡る道)を越えていくと・・・

f:id:dendenkinoko:20170108014338j:plainRPGに出てくるようなブクブクの温泉が現れます

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入浴!奥々八九郎よりは温度が低く、長湯に丁度いいのですが、底に腐葉土やら泥やらが溜まっているので入るには覚悟が必要です(笑)更に、集落まで下りると地元の方々に清掃・管理されている八九郎温泉があるのですが、宿のチェックイン時間が迫っていたため、今回は断念。

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宿は青森県谷地温泉

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400年の歴史がある温泉宿です。電気は通ってなく、自家発電でした。温泉は弱酸性の白濁硫黄泉。ぬるめの足元自噴の湯船と熱めの湯船があり、私はぬるめの方に長湯。極楽でした♨

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料理もとても美味しく、ボリュームが凄い!更に、百合根饅頭、てんぷら(リンゴの天ぷらも!)、ガーリックポークが付きました。

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翌日は、宮城県まで南下し、鬼首の荒湯地獄近くの野湯へ

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本当は荒湯地獄にも行きたかったのですが、硫化水素が怖かったので断念。次回はガスマスク持参で行きたい。。

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お湯はあちこちで湧いていて、先人が作ったブルーシート湯船も複数個所にあります。その中で適温の場所に入浴。結構酸性が強く、湯上り後は手の脂が流されてカサカサになりました。

この後、金沢の同僚宅まで夜通し掛けて送って頂き、1泊3日の弾丸ツアーは幕を閉じました。

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